読書感想文

親指さがし (幻冬舎文庫)

親指さがし (幻冬舎文庫)

映画化されるとかされたとか。
山田悠介は、リアル鬼ごっこしか読んでないのですがこうなんていうの?
乙一とは違った意味で、怖い。
世間とかに希望とかないのかしら。
こういう絶望系の作品が支持されるっていう現状が怖くなるかな。
ただ、自分も支持する側の人間でありますので、私自身が世間に期待していないと言う事を目の前に近付けられるようで怖くなる感じ。
世の中は素敵な事が一杯のはずですよ!(自分に

解説にあったけど、因果律っていうの?
これこれこういう事があったから、こういう現状になりましたっていう説明。
こないだのとなり町戦争もそうだったけど、その事柄に関しての説明がないのね。全く。
それがなんとなくモヤモヤした読後感を産んでるのかも。
でも、こういう作品ってこれから増えるのかしら。

私がライトノベルというジャンルが苦手なのかこれが原因なのかも。

LAST (ラスト) (講談社文庫)

LAST (ラスト) (講談社文庫)

石田衣良すきー。
入ったのはIWGPからですが、文章に勢いがあるので一気に読めてしまうのです。
題材が世の中のダークな部分で、自分が一生のうちに関わることのない事件が多いのですが、きっと世の中のどこかでこういう人がいるんだなぁと思わせられるリアル。
ただ、幼女買春の話は胸糞悪かったなぁ。
世間のロリータに罪はないけど、同じ事で子供にも罪はないだろー。